解答
Q:女性が男性よりも尿酸値が上がりにくく、痛風になりにくい理由として正しいものはどれでしょうか?
正解:
3.女性ホルモンの作用で、尿酸の排出が促されるから
女性ホルモンのひとつエストロゲンには、尿酸の排出を促す作用があります。そのため、女性ホルモンが十分に分泌されている状態では、尿酸値が上がりにくくなります。ただし、閉経をむかえて女性ホルモンの分泌量が少なくなると、尿酸値が上がりやすくなります。
解説
閉経をむかえる年齢になると、女性ホルモンの低下とあわせて、肥満になりやすい傾向にあり、生活習慣も乱れやすくなります。そのため、閉経後は、痛風になる人が増える傾向にあります。しかし、最近は、20代・30代の若い女性の痛風が増えているといわれています。
若い女性の痛風が増えているのは、上記で説明したライフスタイルの変化がおもな原因と考えられますが、仕事・ダイエット・趣味に打ち込み過ぎて心身が疲労していることが原因かもしれません。いずれにしても早めの対策が大切ですので、尿酸値の異常を指摘された場合は早めに医療機関に相談しましょう。
【おすすめサイト】
- 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版 ダイジェスト・ポケット版
- 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版[2022年追補版]
- 高尿酸血症 e-ヘルスネット 厚生労働省
- 高尿酸血症の食事 e-ヘルスネット 厚生労働省
- 高尿酸血症/痛風 日本生活習慣病予防協会
- 痛風はなぜ男性に多いのか? 痛風・尿酸財団
- 都市部に居住する閉経前後の女性における血清尿酸値と糖尿病罹患リスクとの関連 国立循環器病研究センター
- 「女性は痛風になりにくい」は過去の話!? 尿酸値がいくつだと危険?
- 女性ホルモンの働き −減ったときの症状と対策−
- 尿酸値高めの人が痛風予防で運動をするときの注意点
- 痛風発作はどのくらい続くの?発作が起こる原因は?
- 痛風になったらアルコールはダメ?ビールじゃなければ大丈夫?
- 痛風はストレスも原因?尿酸値の上昇を防ぐためできる対策とは?
- 痛風を予防するには食事はどうすればいい? おすすめ食材やレシピも紹介
コメント