解答
Q:「契(ちぎ)りきな かたみに袖を しぼりつつ 〇の松山 波越さじとは」〇に入る言葉は?
正解:
a.末
契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波越さじとは
解説
作者は清原元輔(きよはらのもとすけ)で、『枕草子』を書いた清少納言の父親です。親子そろってセンスあるとは驚きですね。この歌は、恋人たちが交わした約束は叶わず、心変わりによって愛が終わってしまった結末を詠んだ歌です。
「あなたと私、約束しましたのに。お互いに涙でぬれた着物の袖をしぼりながら、末の松山(現在の宮城県多賀城市)を波が決して越えることがないように、私たちの愛も変わることはないと」という切ないお別れの気持ちが伝わってきます。和歌は実際の経験を詠んだものもあれば、想像を歌ったものもあります。果たして清原元輔はどちらだったのでしょう?
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