解答
Q:「〇にもあらで うき世にながらへば 恋しかるべき 夜はの月かな」〇に入る言葉は?
正解:
b.心
心にもあらで うき世にながらへば 恋しかるべき 夜はの月かな
解説
「私の気持ちとは違って、この世に生き長らえるのならば、恋しく思い出すのだろう。この夜更けの月のことを」という、苦悩が読み取れる歌です。平安時代は優雅なイメージがありますが、権力闘争も巻き起こっていた時代です。
作者の三条院は天皇になった人物ですが、同じ時代には権力者である藤原道長がいました。道長は娘の彰子の子どもを天皇にしたいと考え、三条院に退位を迫ったのです。三条院の歌が悲しげなのは、こうした経験ゆえにかもしれませんね。
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